荒利益確保のための値入法

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●理想は荒利益高=値入高の関係が成り立つこと

お店や売場にとって、荒利益高の確保は、売上高とともに最大の関心事であり、目標です。値入高と荒利益の違いについては説明しましたが、荒利益とは実際の売買利益高のことでした。

たとえば、仕入単価1,000円の商品を10個仕入れ、値入高を200円とすると、仕入原価10,000円、総借入高2,000円となります。売価は仕入原価に総借入高を加えたものですから、12,000円です。


これをすべて売り切ったとすると、利益は売価から原価を差し引くことで求められますから2,000円となり、荒利益高=借入高の関係が成り立ちます。

しかし、こういったケースはまず珍しいと考えなければなりません。値下げや値引き、商品ロスなどの減価が生じるのが現実で、荒利益は借入高と異なり、借入高よりも小幅になるのが普通だからです。
たとえば今の例で、800円の利益しか出なかったとします。仕入原価は10,000円ですから、減価が生じないで売れた場合と比較すると1,200円、率にして10%のダウンです。

つまり、販売完了時における実際の売上高は10,800円で、販売過程において値引き、商品ロスなどの減価が生じたということになります。最初の借入高で考えていた荒利益が確保できなかったということです。

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